よこすかやすらぎの会とは
“よこすか やすらぎの会”とはがんのサポートをする市民団体です。
やすらぎの会は加齢とともに必然的にかかりやすくなる、がんのサポートを最重点にしている市民団体です。
思いが一緒なら共に活動をしてください。会員募集中です(年会費3,000円)。
よこすか・やすらぎの会 会則

急いで決めずに、まず相談を!

 長寿命化に伴い三大死亡原因は(1)がん(2)心疾患(3)脳血管疾患の順です。心臓と脳血管疾患は一刻を争って病院に行き治療しなければなりませんが、がんは慢性病です。告知されてすぐ死ぬとか重症化はすることはありません。成人病である事と、一刻を争って治療する病気ではない、と言うことをまず認識してください。
 がんを告知されたら、落ち着いて、分からないことを主治医から詳しく聞き、そして自分のがんがどういうものか調べてインフォームドコンセントを取り、主治医の示す治療法に十分納得してから入院先や施術法を選ぶことが大切です。
 と言ってもこれを医療に詳しくない人が実践するのは難しいと思います。そこでやすらぎの会の「がん何でも相談」を利用してください。
 がんについての悩みや、心配事について、がんに詳しい開業医4人(輪番制)と看護師、そしてがん体験者が相談にのり、助言します(気軽に相談して貰う事を心がけています)。
 このがん何でも相談は、がん告知後の治療法だけでなく、転移や再発時の相談もお受けします。痛みを取る緩和医療についてや、終末期のホスピスケア、在宅の看取りをどうするかなどについても相談をお受けします(がんについて全てのケースに対応します)。
 がんの悩みを1人や家庭のみで抱えず是非、気軽に相談してください。
 また家族の方からの相談もお受けいたします。相談はじっくりお話を聞いて、必要な助言をします(お一人45分)。繰り返します、どうぞ一人で悩んだり、良く理解出来ないまま医師任せにしないで、まず相談に来てください。
 毎月第3日曜日午前10時から3人様受付(先着順)します。予約制ですので必ず事前に申し込みください。

相談会についての詳細・お申込みはこちら

多死化社会に備え在宅療養や看取りのサポートをします

 2025年問題があと10年たたずにやってきます。
 2025年問題とは戦後のベビーブーマーである「団塊」の世代が全員75才以上(後期高齢)になるため高齢者がピークに達し、「超多死化」社会の到来を意味します。分かりやすく言いますと病院や施設でのベッド数は足りずに、多くの人を在宅で看取らねばならなくなります。
 横須賀市では2025年には6千人以上が亡くなり、うち千人以上が在宅での看取りとなる事を予測しています。この多死化社会は2025年から増加し2035年頃に多死化のピークを迎えその後で漸減していきますので、国は病院や施設のベッド数を増やそうとしません。
 ようするに50年前に戻る形です。

在宅の看取りは自己選択が大前提

 やすらぎの会では特にがんでの終末は看護(介護)や世話に手間がかからないために、病院で亡くなるより家族や連れ合いの居る家や、長年住み慣れた地域でのエンディングを薦めています(独居や高齢夫婦世帯でも家での看取りは可能です)。
 なおこれは国が病床数を増やさないから、仕方なく「在宅」で看取りをと誘導される事ではありません(在宅看取りを誘導、強制されたら断固拒否してください)。
 在宅での看取りは「人間として尊厳ある人生の終わり」と、最期まで「束縛のない生活」が出来ることから、自らの選択と家族の同意として行われることです。この自己選択での在宅看取りを、やすらぎの会は進めています。
 そして行政(市)には市民の望みが叶う体制(公助システム)づくりを働きかけています。
 横須賀市は当会の働きかけによって2025年問題に対応すべく、全国に先駆けて制度作りを検討していますが、地域での協力体制や支え合いの共助システムがまだ提示されていません。やすらぎの会はこの問題にも医療と福祉の連携で早めに各地域での在宅看取りが出来るように活動しています。
 特に現在は高齢夫婦世帯や独居世帯が増えており、お嫁さんや子供が面倒を見てくれる家庭は少ないことから、独居や高齢夫婦のみの世帯であっても在宅で看取りが可能になるよう、地域連携など新たなシステム構築を働きかけています。
 この問題については「自分はどうしたらよいか」の個別相談もお受けします。

会員募集中

 やすらぎの会は以上述べたように、市民ががんで困らないための活動をしています。
思いが一緒なら共に活動をしてください、会員募集中です(年会費3,000円)。
よこすか・やすらぎの会 会則